今日は当店で年間に数例ある修理をご紹介したいと思います。
題して、「リアディレーラー、巻き込まれちゃったよ事件!」
事象としては単純明快。
①自転車が倒れる、踏まれるなど衝撃が加わる
②リアディレーラー(後ろ変速機)がぶつかる
③変速機がついてる台座(エンド)が歪む
④気にせずギアを軽くする
⑤変速機が車輪に巻き込まれる(根元の台座が折れる)
です。
こうなると、高確率でチェーンとリアディレイラー(RD)は壊れますので交換です。
加えて、アルミやカーボンの車体の方は根元の土台(リプレイスエンドとかディレイラーハンガーとか言われます)が折れるのでお取り寄せです。
車輪やフレームまで壊してしまうと高くつきますのでお気をつけて。
消費者庁のサイトに動画も上がっております。壊れる瞬間がよくわかるので、オススメ。
コチラで動画の確認ができます。シーン3、4ですので、しばらく見てみてくださいね。
詳しい内容はコチラに譲りますが、ご覧になった通り、②リアディレーラーをぶつける、ってのがとにかくよくない。
自分で転んだ、や、倒した、といった自覚がなくても、駐輪場でぶつけられてる、倒されて直されてたから気づいてない、ってこともあります。
RD、ぜひぶつけず壊さず傷つけず維持していきましょう!
・・・そうはいっても通勤、通学で使うから、ある程度雑に扱われる駐輪場を利用しないとなんです、って方にはコチラをオススメいたします。
その名もリアディレーラーガード!
まんまな名前ですね。
今日届いたばっかですので、今なら在庫は潤沢!約1500円〜取り付け可能です。
こいつをつければあら不思議。
衝撃をガードが受け止めてくれるではないですか!
これで変速機は守られたぜ!!
ただ、こちらのタイプはフレームにネジ穴が2箇所必要なため、取り付けられる車体と取り付けられない車体がございます。
取り付けられない車体の方にはこんなのも。
ちょっとカスタムしてロゴに白を入れてみました。
こ
ちらはクイックで固定するタイプ。お値段3900円+税です。
効果は同様。
ネジ穴がないけど、かっこよくつけたい、って時にオススメ。
もっと簡単なものはクイックに取り付ける棒状のものもあります。決して足を乗せて二人乗りする用ではありません。
こちらの良いところはフロントに使えばライトを取り付ける台座としても使えるところ。
効率よく路面を照らせますのでフロントにオススメ。
RDガードに話を戻して、っと。
昔の自転車には凝ったのがついてましたよね。
さらに言うなら、後ろに荷台(キャリア)つけちゃうって解決策もあります。
ディスク車なのか、パニアが必要なのか、そもそもキャリアが取り付けられるのかなど状況に応じて考えていきましょう。
ご自身の使い方に応じて最適な方法を探しますのでご相談くださいね♪
もちろん、ガードをつけたとしても限度がありますので、できるだけぶつけないで済むように、ちょっとだけ気を使ってあげてみてください。
駐輪するときも当たりにくいところを選んで置く、とか意識するだけでかなり改善します。
あ、輪行される方もよく曲がってます。
意識してても曲がる日には曲がるこの土台。
曲げたことのある人はあらかじめ「ディレイラーハンガー」と言う部品を注文しておくことをオススメいたします。
○年モデルの〇〇ってメーカーの〇〇って車体です、ってとこまで分かればOK。
え、なんでまだ壊れてないのに必要か、って?
万が一メーカーさんに部品がない場合、平気で数ヶ月待たされます(店主は2ヶ月半待ったことがあります)。
その間その自転車に乗れなくなります。
最悪の場合、廃番、なんてことも・・・。
すでに曲げたことがある、たくさん輪行する、でもガードは使ってないよ、って方は持っておいて損はないと思います。
ちなみに精度を確認する作業ってのはこんな感じ。
上下左右などをチェックしてまっすぐになったかを確認する作業です。
新車で届いた段階でも運送中の衝撃等で少しだけ歪んでいることもあるので、当店ではまっすぐを確認してからお渡ししています。
特に多段化が進んでいる現状の外装変速機には重要な確認作業です。
車体によって形が違いますので、車体をお買い上げになったお店、あるいはそのメーカーの取り扱いがあるお店にご相談ください。
値段もそれぞれ。
2000円程度から4000円オーバーまで、型によって差がありますのでご確認ください。
通勤、通学には絶対オススメ、RDガードのご紹介でした。
12月の臨時休業のご案内
12/8(土)、12/9(日)は両日とも店主が車いすの整備士講座の講師で出張のためお休みいたします。
恐れ入りますがご協力をお願いいたします。
年内の営業最終日もまだ決めておりませんが、26日くらいを予定しております。
ご来店、お待ちしております!